ディストーション、リバーブ、ディレイ、コーラス、ワウ、フェーザー、、、
エフェクターを駆使して多彩な音色を作るのはギターの楽しみの一つ。
しかし毎回練習やライブの度に重いエフェクターを持ち運ぶのは憂鬱だ。
そしてギターとエフェクターケースを抱えて油全開のラーメン屋に入るのは更に困難。
ということでギターを小型化したのでエフェクターも小型化したいと思う。
iRig PROと手持ちのiPhone(及びiOSデバイス)でエフェクターも軽量化していく。
軽量化前:ZOOM G1N
こちらは普段使っているマルチエフェクター。コンパクトエフェクタは単機能かつ高価であり保管場所と電池代も必要なためマルチエフェクターだけ使っている。
中古で3000円だったが、ほぼすべてのエフェクタ機能を備えているので性能は申し分ない。
以前はZOOM G2.1uを使っていたが、そこそこ堅牢な造りのせいか少々重いため、こちらのZOOM G1Nに鞍替えした。
実はこの段階ですでに1.3kg(G2.1u)→350g(G1N)まで軽量化済み。
軽量化開始:IK Multimedia iRig PRO
ギターとiPhoneを接続するデバイスは色々出ているようで本当はiRig 2とか安い下位機種でもよかったのだが、iRig PROはギターをつなぐ以外にも、MIDIポートが付いているのでキーボードが接続できて、更にはマイク端子もありマイクもつなげるようなので将来のギターキーボードシンガーソンガーデビューにも備えて少し奮発してこちらにした。
iRig PRO本体重量は72gなので350g→72gになった。軽量化その2: AmpKit
続いてはiPhoneをエフェクター化するためのアプリ。
JamUp, ToneStackGo, BiasFX等いろいろあるが、なんとなく素人でも使えそうなAmpKitを購入した。
このアプリだけで、一通りエフェクタ関係はそろうのでマルチエフェクタを持ち運ぶ必要がなくなった。
AmpKitで使えるエフェクタ一覧を載せておく。
よくみるとピッチシフターが無いので万能というわけではない。
軽量化結果
BEFORE | AFTER |
G1N |
iRig PRO 72g iPhone6 131g |
TOTAL 350g |
TOTAL 203g |
RESULT | -147g |
結果147gの軽量化に成功した。思ったより軽量化はできてないかも?
とはいえiPhoneは毎日持ち歩いているので計算から除外すれば実質278gの軽量化に成功。
iRig PRO + AmpKit化して良かった点
- エフェクタの電池が不要で経済的
- 思いついたときにギター要らずで音作りが可能
- 同種エフェクタが何個も接続できる
減量値は大したことないがエフェクタの電池残量を管理する必要がなくなったのはうれしい。
アプリ化したことでiPhoneでいつでも思いついたときに音色が設定できるのも非常に便利。
今までならギターを持ってエフェクタを目の前に置いて、弾いてはツマミをいじって弾いてはツマミをいじって確認し、という流れだったが、AmpKitは予め自分の演奏(エフェクタ適用前の音)を録音できるので、その録音した音をAmpKit内で再生させつつツマミをいじれるようになったおかげで音作りに集中できるようになった。出先や移動中にささっと設定変更ができるのもいい。
そしてアプリエフェクタなので1つの音色内で同じエフェクタを何個もつなげれるようになった。
G1Nだと歪み系や空間系でそれぞれ使える個数や配置は決まっていたのだが無制限に好きな順番で何個でもつなげるようになったのでアイデア次第で色々な使い方ができそう。
やっぱりイマイチだった点
- フットスイッチがない
物理エフェクタを卒業したので当然といえば当然だがペダルがない。
iPhoneの画面を操作すれば音色変更は可能だが、演奏中に即座に音色を切り替えることが難しくなった。
iPhoneの取り付け位置を工夫したりタッチ操作に慣れればいけるかもしれないが、やはり何か物理ボタンがあったほうが便利だと思う。